“神は死んだ”ってどういう意味?

咲良のフィロソフィア

華恋:
ねぇ咲良さ、ニーチェって「神は死んだ」とか言うんでしょ?
なんかちょっと厨二病っぽくない?

咲良:
確かにそう聞こえるわね
でもね、この言葉ってただの過激な表現じゃないのよ

華恋:
え、そうなの?
神ってあの神様でしょ?それが死ぬってどういうこと?
なんかまずいこと言ってんじゃないの?

咲良:
ここでいう“神”ってね、空の上から見てる神様そのものというより、絶対に正しいもの、そういう感じのものをイメージしてるんじゃないかな

華恋:
絶対に正しいもの?

咲良:
そう、昔のヨーロッパではね、神様がすべての基準だったのね
何が正しくて、何が悪いのか、人はどう生きるべきか、そういうものは全部、神様が決めていると考えられていたのよ

華恋:
あ〜、だから宗教がすごく重要なものにされてたんだ

咲良:
そういうことね
でもね、時代が進んでいくと、科学が発展したり、人の考え方が変わっていったりしてさ、本当に神がすべてを決めているの?って疑問が出てきたの

華恋:
確かに、今だとそこまで信じてる人って少ないんじゃないかな

咲良:
でしょ?
ニーチェはね、そういう時代の変化を見て、もう神は絶対的な存在じゃなくなった!って考えたのよ
それを強い言葉で表したのが「神は死んだ」なのよ

華恋:
なるほどね、神様が本当に死んだっていうより、信じられなくなったってことかな

咲良:
そういう理解でいいわね
でもね、ここからがニーチェの本題なのよ

華恋:
え?まだ続きあるの?

咲良:
あるのよ、神がいなくなるってことは、これが正しいっていう絶対的な基準も一緒になくなるってことなのよ

華恋:
それはちょっと困るんじゃないかな、何を信じていいのか分からなくなるじゃん

咲良:
そうなのよ、だからニーチェはね、神は死んだという事実そのものよりも、その後の世界の方を問題にしたのね

華恋:
その後の世界ってどういうこと?

咲良:
正解が用意されていない世界ね
誰かが決めたこれが正しいはずっていうものに、従えばいい時代じゃなくなったってこと

華恋:
それってさ、なんか今の時代に当てはまるっぽいかも

咲良:
まさにそうよ
例えばね、人それぞれ価値観が違うってよく言うでしょ?
何が正しいかも、人によって違うって

華恋:
うん、それはよく聞くかも

咲良:
それってね、裏を返せば絶対的な正解がないってことでもあるのよ

華恋:
言われてみれば、確かにそれはわかる気がする
だからみんな迷うのか

咲良:
そう、何を選べばいいのか、自分はどう生きればいいのか、自分で決めないといけなくなるからね

華恋:
それって自由だけど、ちょっと怖いね

咲良:
ええ、自由だけど不安も大きいのよ
ニーチェはね、そういう状態をただ喜んでいたわけじゃなくて、これから人はどう生きるべきかをすごく真剣に考えたのね

華恋:
なるほど、ただ神を否定したかったわけじゃないんだ

咲良:
そういうこと、むしろその後の生き方の方が大事だったのよ

華恋:
じゃあさ、その世界でどう生きればいいって言ってるのかな?

咲良:
いい質問ね
そこから出てくるのが「超人」っていう考え方なの

華恋:
あ、なんかヒーローみたいなやつ出てきたわ

咲良:
ふふ、そこもよく誤解されるところね、でもそれは次でゆっくり話しましょうか

華恋:
うん、それちょっと気になるから、次回詳しく教えてよ

咲良:
じゃあ次は「超人」について、一緒に見ていきましょうか

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