軽量化が正義 アルピーヌ A110

華恋の車偏愛記

アルピーヌって、元々はルノーのクルマをベースにして、軽くて速いスポーツカーを作っていた小さなメーカーなのよね
創業者のジャン・レデレはラリーに出ることを前提にクルマを作っていて、最初から山道を速く走るためのクルマを作るぞ!そんな発想だったみたい
その中で生まれたのが、このルノーアルピーヌA110

アルピーヌ A110ってかなり変なクルマなのよね
見た目は小さくて、なんとなく可愛い感じすらあるのに
やたらと軽量化してて、このサイズでラリーで勝ってしまう
しかも相手は、もっと大きくてパワーのあるクルマたち
ええっ! それで勝つの?って思うのよね

このA110はとにかく軽さに全振りの構造で作られてるよ
ボディはFRPでサイズもコンパクト
余計なものを削って削って、必要なものだけ残した感じ
レイアウトはRR、つまりエンジンが後ろにあるってこと

これってエンジンの載せ方はポルシェ911と同じなのよね
でもこの2台、考え方はまるで違ったわけよ
911はしっかり作り込んで安定させて、パワーと完成度で速さを出すクルマ
それに対してA110は軽さで全部解決しようとする
同じRRでも速さの作り方が全然違うのよね

ラリーって言うのは山道とか市街地を走り抜けるから
直線の速さだけじゃなくて、加速や減速の性能、そして素早く曲がることなんかが全部が重要になる
そこで効いてくるのがこの軽さよ
軽いから加速が良くて、止まりやすく、ささっと曲がれる

結果としてパワーのあるクルマを相手にしても、普通に戦えてしまう
むしろ山道みたいな場所だと、このクルマの方が速かったりするのね
実際に1973年には世界ラリー選手権で優勝しているのよ
小さくて軽いクルマが、世界一になってしまったわけよ
なんだかズルい感じすらするのよね
この感覚は、のちにラリー界に登場するプジョー106に近い気がするのよ、軽くてよく曲がって、運転が楽しいクルマ

でもA110は、それをそのまま競技の世界まで持っていってしまった感じで、日常の延長じゃなくて、最初から勝つために振り切ってる
そう考えるとこのクルマは、ちゃんとしたスポーツカーというより
ちょっと変な方向に進んでしまったクルマなのかもしれないかな
見た目は小さくて可愛いのに、中身はかなり本気
しかもそのやり方が、パワーじゃなくて軽さ
速くしようとしているというより、軽くしたら速くなってしまったみたいな感じ
こういうクルマって、なかなか出てこないのよね

その後アルピーヌは、ルノーの一部として吸収されていく形になって
しばらくこういうクルマは作られなくなるのね
でも最近になって、アルピーヌというブランドが復活して
現代のアルピーヌA110が登場している
昔と同じように、軽さを大事にしたスポーツカーとして、今の時代にもう一度出てきたわけよ
こういう流れを見ると、このクルマってただの昔のラリーカーじゃなくて、ちゃんと思想が受け継がれてるクルマなのよね
この車ってかなり変態的なクルマなのよね

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