トラックの会社が
こんなにお洒落なクーペを出していたって
初めて知ったときはかなり驚いたわ
日野といえばバスやトラック専門の会社かな
でも1960年代には本気で乗用車をやっていた時代があったのね
他のメーカーもレースで速さを追求したり
国産の高級な自動車を作っていったりね
日野自動車が作ったのが、コンテッサ
イタリアのミケロッティがデザインを担当して
エンジンはリアに乗せる
ヨーロッパテイストのお洒落な車を作ったわけよ
え? あの日野だよねってなる
当時の日本車はまだ実用寄りが多い中で
このクーペは明らかに欧州車を意識してた
小さくて上品だけど、派手に速いわけじゃない
でも雰囲気がある
いすゞのベレットGTが情熱の塊なら
コンテッサは知性に全振り
同じ60年代でも、自動車メーカーによって
こんなに方向が違うのが面白い
だけど現実はシビアだった
1966年にトヨタと提携して乗用車から撤退
日野は商用車に集中する道を選ぶ
コンテッサは1967年で生産終了
ヨーロッパへの夢の時間は短かった
でもその選択があったから今の日野がある
物流を支える一流の商用車メーカーとして
第一線に立ち続けている
もう華やかなスポーツカーはない
でも日本の動脈を支える貴重な存在

あの優雅なクーペの背景には
会社としての葛藤と決断があった
もし乗用車を続けていたら違う未来があったかもしれないけど
ある時期あんなヨーロッパ風の車を生んでしまった
それだけで
この会社はかっこいいと思う
街を走り抜けるプロフィアや観光バスの後ろには
そんなヨーロッパへの憧れが隠れている気がします


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